ボクのスピーチ、聞いてもらえるのかな?
つかみっていうのは、素人じゃムツカシんのでしょ?
目次
相手の受け取るチカラを活用すること
よくツカミがうまい、とか言いますよね。相手の気持ちを掴むことで一気に興味関心や共感を相手に持たせて話を展開していくやり方です。
そのメカニズは、コミュニケーションの基本である、相手の受け取
るチカラを活用することです。
伝える側が、伝える中身を100%表現しなくても、相手が分かろう・理解したいという思いで受け止めてくれれば、70%のアウトプットでも、120%の伝わり方をします。
こちらだけが伝えるというスタイルをとる、スピーチやプレゼンテーションであっても、相手がいる限りコミュニケーションは常に2Wayです。
落語や漫才を鑑賞する時、この落語家はあまり面白くなさそうだという気持ちで聞く時と、絶対面白いに違いないと期待を込めて聞く時では伝わり方が180度異なりますね。
ですから、相手に「この人の話を聞いてみよう!」という気持ちにさせるかどうかが大きな鍵を握っています。スピーチやプレゼンだけでなく、商談や雑談をする時であっても同じです。
では、どうするか、考えてみましょう。
あなたが本題を話す前に相手の何かを動かすことができるかどうか。
つまり、相手に「聞く準備」をしてもらうことがポイントだと思います。
それには相手によって、話す本題によって、相手との間柄によって、いくつかありそうなので、ちょっと整理してみました。
(1)理性的なアプローチ
まず、理性的なアプローチ とは、この話は聞いて得する。あるいは、知識として必要だと思わせることです。
いわゆる、「ちょっとお得な情報です」 「実は、東大で話題になっています」
(2)脳に訴えるアプローチ
次に、脳に訴えるアプローチですが、脳は好奇心を刺激されるとワクワクします。相手の興味を全開させるやり方が効果的です。
いわゆる、「いやー、驚きました!」
(3)感情を動かすアプローチ
感情を動かすアプローチとは、声の表現力を使うと聞き手の感情を揺さぶる
ことができます。
例えば、低く落ち込んだ声で「ショックなことがありました」。 または高音でテンション上げて「今まで生きてきて最高の嬉しいことが起こりました!」
(4)目に情報を送るアプローチ
いちばん簡単で効果的なのは、目に情報を送るアプローチです。
言葉に頼らないで、写真や小道具を用意して
「これを見てください」「この風景、見たことありますか?」 人は見たことからたくさん情報を得ようとします。百聞は一見にしかず、です。
いかがですか?
相手を聞く気にさせてから本題に入る。相手の気持ちを掴んでから、
コミュニケーションする。
ひと手間の工夫に、ぜひトライしてくだい。